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台風19号 世田谷記念病院支援
2019/10/24(木)
令和元年10月12日、台風19号が上陸した直後、墨田区は自主避難所を開設。その1ヶ所に約1000人もの避難者が集まった結果、全体で16ヶ所に開設を拡大しました。それぞれに500人から1000人の避難者がいるという情報があり、医療救護活動も必要な状況と考えられました。
区からの出動命令を待つ中、一番の暴風雨に突入した為、出動は危険と判断し、暴風が収まるのを待つことなりました。台風が収まった時点では、墨田区に甚大な被害は無く、朝には解除となった為、墨田区の避難所への出動はありませんでした。
翌13日、東京都医師会、日本医師会、都庁に確認をした時点では、都内派遣の必要はないとのことでした。しかしながら、世田谷記念病院においては、すでに浸水被害を受けている様子がテレビで放映されておりました。
東京都と調整した結果、160名の病院搬送支援の必要性があり、東京都医療救護班としての出動が決定しました。12時に避難解除された時点で一旦解散したDMAT隊員を13時に再度招集し、世田谷記念病院に向かいました。
東京都医療救護班として、13医療機関で15チームが集まり、患者搬送を主体に活動を行いました。17時頃には患者搬送の需要がなくなり、その他の業務の手伝いを経て、活動を終了しました。多摩川は増水しており、今回の台風の凄まじさを実感しました。