医療車両 Medical-ConneXについて
当院は自然災害、人的災害に対応する
世界初のCT装置と生化学・免疫装置を同時搭載した
医療車両「Medical-ConneX(メディカル・コネクス)」を導入いたしました。
「Medical-ConneX」は検査用車両と電源車両の2台編成で、内部にCT装置、可搬型X線撮影装置、免疫生化学分析装置、自動血球装置、血液ガス分析装置、超音波画像診断装置、AI画像解析ソフトウェア、ITクラウドシステム、診療情報管理システム、ベッドサイドモニターなどを装備し、単独運用から医療機関との連携運用までをカバーできるシステム構成を備えています。被災地で損なわれた医療機能の復旧には時間を要し、域外搬送が困難な事例も少なくありません。
この車両を被災現場に迅速に展開することで、現地での医療水準を改善させるとともに、トリアージ精度を向上させることで、災害医療チームの活躍にも大きく貢献できるものと考えます。
スムーズな出動と運用を行うために、東京DMATをはじめとした災害派遣チームとともに定期的な訓練に参加し、発災時には多くの命を救うため被災地に「駆けつける病院」を目指します。
電源車両の主な搭載機器 |
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テーブルトップ遠心機 KUBOTA S300T ×2台 |
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血液ガス分析装置 EPOC × 3台 |
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PCR迅速検査機器 アボット ID NOW×2台 |
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医療用ドローン DJI Air 2S Fly More Combo
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検査車両の主な搭載機器 |
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CT装置 シーメンスヘルスケア SOMATOM go UP |
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超音波装置 シーメンスヘルスケア ACUSON Juniper |
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免疫・生化学分析装置 シーメンスヘルスケア Dimension EXL 200 Refresh |
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自動血球計数装置 シーメンスヘルスケア ADVIA560 |
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ベッドサイドモニター 日本光電 PVM-4000 |
画像:シーメンスヘルスケア社提供